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羽根講座」第10回

 講師のUさんによる「羽根講座」第10回のテーマは身近な小鳥。まず、鳥の重さについて、スズメ22g、エナガ7.5g、メジロ11g、ツバメはスズメより軽く19g、そして日本最軽量のキクイタダキは5gなどと教えていただきました。1円玉が1gなので、その軽さが実感できます。
 初列風切は前進する役割、次列風切は浮力を得る役割があり、ホバリングするヒバリは次列風切が発達していること、コゲラは2本の脚と尾羽で垂直に木に止まるので尾羽が擦り切れていることなど、落鳥を解体して標本を作製されているUさんならではの細かい知見が披露されます。

 話題は羽根だけでなく、脚やくちばしにも広がります。例えば、地面を歩くスズメやシジュウカラは脚がしっかりしている一方、地面を歩かないメジロやツバメは脚が発達していないことも標本で確かめられました。
 さらに、コゲラは木をつついた後、虫がいるかどうか幹に耳を当てて聞いているという話に、参加者一同から「へえ~、知らんかった」という声が上がります。
 今回は羽根を集めたり鳥の絵を描いている中学1年生のF君(非会員)が参加。Uさんに代わって他の参加者の質問に答えるなど、鳥博士ぶりを発揮してくれました。   室内例会 2019年3月30日 K.S wrote

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