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寒さに負けず探鳥

 2月も後半のためか北嵯峨の田園でも鳥たちの繁殖への気配が感じられます。大覚寺境内でかわいいエナガが巣材にするクモの巣を集めていました。ムクドリの繁殖アパートになっている心経宝塔にはもう数羽が集まっています。
 お寺を出て直指庵への道を右折した池で、みな一斉に立ちどまりました。双眼鏡を向けた先にはハシビロガモのペア、バン、ジョウビタキが羽を休めていました。

 広い畑に出るとモズの雄雌が何度も現れ、繁殖羽になったカワウも排水路に。水が少し入りだした広沢の池にはアオサギの群れが。しかしアオサギは早春に樹上に仮巣を作り雄が雌を誘って春にはヒナが生まれるはずですが、あの群れはひょっとしてはぐれもの?

 日照時間(日長)が長くなると、鳥たちの脳内の光感受性部位を刺激して、生殖ホルモンが分泌され、繁殖行動が始まるといわれています。しかし日が長くなるのをなぜ鳥たちが知るのか、もっと勉強したいと思います。       北嵯峨平日探鳥会 2018年2月21日 老生物学徒

●見聞きした鳥 天候:
オカヨシガモ1、マガモ2、カルガモ2、ハシビロガモ2、カイツブリ3、キジバト4、カワウ28、アオサギ13、ダイサギ4、バン1、オオバン17、ケリ3、トビ6、モズ8、ハシボソガラス5、ハシブトガラス3、シジュウカラ1、ヒヨドリ51、エナガ3、メジロ7、ムクドリ14、カワガラス1、ツグミ3、ジョウビタキ1、イソヒヨドリ1、スズメ23、キセキレイ1、ハクセキレイ6、セグロセキレイ3、カワラヒワ8、シメ1、イカル29、ホオジロ7、ドバト60 34種

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