お正月休みの探鳥会には参加できなかった方むけに、リクエストの多かった草内で探鳥会を開いてみました。天気はどんよりとして気持ちのいいものではありませんでしたが、出現鳥の方は絶好調。
最初のスポット、水の抜かれた溜め池ではコチドリ、イカルチドリ、タヒバリが泥地を歩いています。タシギは探すのに苦戦するかもと思っていましたが、次の溜め池で難なく確認。じっくり見られてまずはひと安心です。
これで冬の草内を代表する「タ」のつく鳥は残すところタゲリのみ。今回の主役ですから頑張って探します。見つけるのに少し苦労したものの、最終的には全員が貴婦人と称されるその優美な姿を堪能できたと思います。
その後、ミヤマガラスを期待して木津川近くまで移動しましたが、今年は来ていない様子。それでも最後の池ではミコアイサの奇麗な雄が4羽も入っていました。この幸運は今年大吉を引いた私が…、いやいや参加者全員が「持っていた」からでしょう。
そして今回のハイライトは、タゲリを探している最中に見たハヤブサのハンティングシーン。30羽ほどのドバトの群れに突っ込んでいき、飛び出た1羽を追いかけて捕える瞬間を見ることができて一同大興奮です。テレビで見たような、あっという間に獲物に追いついてしまうハヤブサの飛翔スピードまで体感できたのは幸運でした。
草内の自然の豊かさを感じるとともに、新たな1年の始まりにふさわしい探鳥会でした。 草内探鳥会 2019年1月6日(Y)
●見聞きした鳥 天候:曇り
キジ・♂1、カルガモ、ハシビロガモ・15、コガモ、ホシハジロ・1、ミコアイサ・♂4、カイツブリ・2、キジバト・5、カワウ・10、アオサギ・4、ダイサギ・6、タゲリ・10、ケリ・5、イカルチドリ・1、コチドリ・6、タシギ・4、ミサゴ・1、トビ、ノスリ・2、チョウゲンボウ・♀1、ハヤブサ・1、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ・3、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ・♀1、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ・13、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ 37種+ドバト
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