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鳥と木の実とクモの巣と 2018

    バタフライガーデン

 少し肌寒い文字通りの秋晴れの朝、「修学院」駅前を出発。白川通でコシアカツバメの巣を観察しました。
 鷺森神社に入るとすぐ上空をオオタカが飛びました。生け垣にジョロウグモが網を張っています。その網に居候して生活するシロカネイソウロウグモを、岡リーダーが紹介してくれました。後藤リーダー取って置きのバタフライガーデンでは、チョウの食草、食樹、蜜源植物を見せていただきました。そして野外でこれらを見かけたら、チョウが寄ってくるので注目してくださいとのこと。

    音羽川ダム上部

 音羽川をさかのぼる途中、ホオジロの雌雄が出て私たちを歓迎してくれました。音羽川ダムで折り返して曼殊(まんしゅ)院に向かう山道で、後藤さんから「クロコノマチョウです!」の声。薄暗い足元に、黒っぽい羽のチョウがじっとしています。季節により変異がある珍しいチョウだそうです。

    曼殊院石垣

 曼殊院前の石垣では、キシノウエトタテグモの巣を観察し、岡さんからその面白い生態を教えていただきました。すると植物に詳しい会員さんが、「石垣の上にリンドウが咲いています」。コケに覆われた斜面にかれんな花を咲かせていました。
 鷺森神社に戻る途中、「ジョウビタキの声です」。今日の観察会はジョウビタキで終了しました。                                修学院自然観察会 2018年10月21日(J)

●見聞きした鳥 天候:快晴
キジバト2、トビ2、オオタカ1、コゲラ2、モズ2、ハシボソガラス2、ハシブトガラス2、シジュウカラ1、ヒヨドリ14、エナガ1、メジロ4、ムクドリ4、ジョウビタキ1、スズメ15、キセキレイ2、セグロセキレイ2、ホオジロ2 17種

●チョウ類:ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、キタテハ、アカタテハ、キタキチョウ、テングチョウ、クロコノマチョウなど8種

●クモ類:ジョロウグモ、シロカネイソウロウグモ、キシノウエトタテグモ、コクサグモ、ウズグモの仲間など6種
チョウの食草、吸蜜草を紹介していただきました。また鳥の好む実を付ける木などの紹介がありました。

    曼殊院石垣のリンドウ

               次の観察会は「探鳥会案内」をクリック

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