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夏鳥を探して里山歩き

 石山駅前を発車したバスは、探鳥会参加者で貸し切り状態。国分団地バス停から出発しました。
 三ツ池への道に入るとホオジロの声。池のたもとではホトトギスの声、遠くオオルリの声も聞こえてきます。池を離れ林に入ると、キビタキ、オオルリ、センダイムシクイが「ここにいるよ」といわんばかりに鳴き競います。これまでサンコウチョウのよく出た三田川沿いの杉林は、河川改修のため切り開かれ、林は分断されていました。
 西山路傍休憩所でトイレ休憩のあと、さらに谷をさかのぼります。谷川の音に負けじとオオルリ、キビタキが鳴いています。折り返し地点に着き、しばらく耳を澄ますことにしました。するとサンコウチョウのホイホイホイの声。遠くクロツグミやツツドリの声もしてきました。引き返して第5橋下の広場で昼食を食べているとサンコウチョウが近くに来て、皆さん姿が見られました。

 昼食後下っていると、キビタキ雌雄がジッ、ジッと声を出してヘビを追い払おうとしていました。しまがなく大きいのでアオダイショウかなと思いますが、その鼻先を飛び回り威嚇しています。すると、我々の前にキビタキの巣立ちびなが、ビービーと鳴きながら近づいてきました。私たちは後ろに下がり、親鳥がひなを誘導して避難できるよう場所を空けました。その後、ヘビは谷川に移動し、ひなもいなくなりました。
 三ツ池(上池)近くの木陰で鳥合わせをしました。今日は、ほとんどの参加者がサンコウチョウを見ることができ、ヘビからひなを守ろうとする、キビタキの親鳥の奮闘まで見られ、感動の探鳥会となりました。             音羽山山麓探鳥会 2018年5月26日(J)

●見聞きした鳥 天候:晴れ
マガモ、カルガモ、キジバト、アオサギ、ホトトギス、ツツドリ、トビ、コゲラ、アオゲラ、サンコウチョウ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、クロツグミ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 33種

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