宇治平日探鳥会では3つのコースを使い分けていますが、今回の宇治川下流コースでは10月は台風通過後のため参加者1名、12月は早朝の降水確率60%のため参加者2名でした。その「呪われた探鳥会」も今回は天候に恵まれて、参加者は17名。ようやく通常モードの探鳥会になりました。
しかし、宇治川の水量が多くてカモが少ない。いつもの中洲には約30羽のアオサギ軍団。集団コロニーになっている菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の陵墓の森を往復して巣造りに余念がありません。そして、カワアイサの雌タイプ2羽と目の前の木の枝に止まったカワセミが参加者の足を止めます。
宇治川に注ぐ水路の橋の下には、コガモ3羽とイソシギが1羽。肉眼でもじっくり観察できました。さらに下流へ歩くと、やぶの上を小鳥がチョロチョロしています。「もう北へ帰っただろう」とあきらめていたベニマシコやアオジ、ジョウビタキが姿を見せてくれました。
川面ではキンクロハジロとオオバンがまだたくさん泳いでいます。木幡池にもオカヨシガモ、コガモが残っていました。その上をハヤブサがかすめ、さらにオオタカを発見した人も。ミコアイサ雌タイプが1羽、さかんに潜っていました。 宇治平日探鳥会 2018年3月23日 (S)
●見聞きした鳥 天候:
オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、ケリ、トビ、オオタカ、カワセミ、ハヤブサ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ベニマシコ、ホオジロ、アオジ 42種
次の観察会は「探鳥会案内」をクリック