寒さの戻った宝が池に向かうと、周囲を歩く人々もまだ冬の装い。いつものように双眼鏡で見回すと、池の南西岸近くにオシドリがいました。看板鳥がいて、ほっとして集合地に戻ると、次々と参加者が来られ、担当者としてはうれしい慌ただしさになりました。
岩倉川では、常連のカワセミ、ジョウビタキが私たちを迎えてくれました。先頭グループはカワアイサもみられたそうです。上空をツバメ?の群れが飛びましたが、すべてイワツバメ。山の方からピョー、ピョーの声。みんなで探すと尾根の木にアオゲラが2羽止まっていました。
高野川でカワガラスを探すのですが、残念ながらまたお留守のよう。道を折り返して、子どもの森でアトリの群れが見られました。
桜の森でルリビタキの出現を待っていると、Oさんの「上空にタカ!」の声。翼のノスリ斑がくっきり、しかも5羽の群れ。ゆっくり旋回しながら北北東に向かいました。開けた場所で見ていた参加者によると、実際は6羽だったそうです。皆さんには、3月初めからノスリの春の渡りが始まっていることをお話ししました。
池では貸しボートが動き回り、お目当てのオシドリは東岸の石垣で休んでいました。カモの姿も少なくなっています。岩倉川の解散地に着き鳥合わせをして、正午頃解散しました。 宝が池探鳥会 2018年3月18日(J)
●見聞きした鳥 天候: 晴れ
オシドリ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、カワアイサ、キジバト、カワウ、コサギ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、イワツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ 31種
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