寒いが澄み切った青空のもとの集合となりました。早速鴨川と高野川の背割りに出ます。鴨川にはカワセミやヒドリガモの群れが、高野川にはカワアイサやオナガガモが姿を見せます。改めて高野川沿いを上ります。イソシギやイカルチドリも休んでいます。
次に糺の森へ進みます。12.4万㎡の原生林は世界遺産に登録され、ニレ科の落葉樹が多く春から秋にかけてはほとんど空は見えませんが、今は寒々と青空が仰ぎ見られイカルや小鳥たちの動きが見られます。
神社の前に鴨長明の小さな庵が残っています。彼の有名な方丈記の冒頭に「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」と書いていますが、これは私たちの体を作っているタンパク質は壊されると同時に作られ、常に一定を保つ「動的平衡」とおなじだなと気が付き不思議な気がしました。
落ち葉の中でシロハラやイカルが採餌しているのを見ながら、河合神社にお参りした後、鳥合せをして解散しました。希望者はこの後鴨川沿いを北上し、府立植物園まで行きました。 下鴨神社平日探鳥会 2018年1月10日 solo biologist
●見聞きした鳥 天候:
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、カワアイサ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、ユリカモメ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、アオジ 41種
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