久しぶりのシギチバスツアー、43名を乗せたバスは予定より早めの10時過ぎ、名古屋市港区の稲永運動公園駐車場に着きました。稲永ビジターセンターを訪れ、藤前干潟の野鳥や保護活動についてビデオを交え説明を聴きました。
海岸の堤防に出ると、日差しは強いですが、海風があり幸いです。今日は10時15分が干潮で、庄内川河口辺りまで干上がっていました。全員で河口干潟までさかのぼって観察することにしました。庄内川河口干潟では、アオアシシギ、ソリハシシギ、キアシシギ、トウネンがいました。干潟ではやはりフィールドスコープが必携で、双眼鏡だけの参加者には、交代で見ていただきました。ビジターセンターへ戻る途中、シロチドリ、ダイゼン、チュウシャクシギ、そして最後にホウロクシギを見て、ビジターセンターの会議室をお借りして昼食にしました。
トウネン
次に西に少し戻り三重県境に近い弥富野鳥園に向かいました。この一帯は鍋田干拓地といわれる農地や湿地でしたが、近年工場や倉庫が進出し、かつての面影はありません。野鳥園の観察館で、周囲の環境や野鳥の話を聴いたあと、探鳥コースを案内していただきました。ここでは、京都や滋賀では嫌われ者のカワウのねぐらが許容されていて、繁殖のために集まってきます。愛知県ではカワウに対し、おおらかな対応だそうです。ホオジロやオオタカ、チョウゲンボウが現れました。観察館では野鳥の剥製や、骨格、嘴の標本が展示され、参加者が見入っていました。冷房のきいた3階展望室から池を見ると、カワウ、カイツブリの他にキンクロハジロもいて、15時20分、野鳥園を後に帰途につきました。
弥富野鳥園
帰りのバスの中で鳥合わせと、本日の出現鳥数当てクイズの的中者を選びました。出現鳥は35種、的中者が3名だったので、ジャンケンで1等から3等の商品が贈られました。 会員限定シギチバスツアー 2017年9月3日(J)
●見聞きした鳥 天候: 晴れ
マガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ケリ、ダイゼン、シロチドリ、チュウシャクシギ、ホウロクシギ、アオアシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、トウネン、ウミネコ、ミサゴ、トビ、オオタカ、チョウゲンボウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、カクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ 35種
藤前
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