第一印象。この企画展、はっきり言って見た目地味だ。おだやかなのである。瀬戸内そのもの、一度たりとも、日生からで良いからフェリーに乗って小豆島へ渡って、醤油サイダー飲んでオリーブ素麺を食ってみると良い、意味が理解できると思う。
沿岸の町、数知れぬ島々、そして人々、優しさに満ちてる。とまぁ勝手に感じてる。
鳥や魚類や植物ほか実に多様な自然について、興味深いことがいっぱいあるけど、そのあたり、解説書に詳しい、特にミニガイド「瀬戸内海の海浜植物」は一押しだ。
特筆すべきは水産資源展示、農産物の面白さだ。瀬戸内は温暖で豊かなのだ。
広島の牡蠣、明石の蛸、愛媛の蜜柑、もう説明は要らないことだろう。もっともこの企画展を観ていただきたいのは、日頃から子供たち、家族の健康、安全を握っておられるお母さんがた、ぜひ足を運んでいただきたい。
最後にわたし個人の思いではあるだが、みなさんにこの機会に瀬戸内の自然を深く理解していただき、いかにして現況の維持、特に水産資源の安全を担保して行けるのか、考えてみていただきたく願うのである。
特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」
解説書「瀬戸内海の自然を楽しむ」
ミニガイドNo.30 「瀬戸内海の海浜植物」
次の観察会は「探鳥会案内」をクリック