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バードウオッチング歴の浅い方が主役

田園に生息するアマサギやケリ、ヒバリ、オオヨシキリなどを見ていただこうと昨年から始めた6月の巨椋探鳥会。今回「バードウオッチング歴の浅い方が主役」というキャッチフレーズを付けたのは、京都御苑など都市公園での探鳥会のように視界をさえぎるものがなく、確実にじっくり観察していただけるから。

集合地の近鉄「向島」駅に集まった参加者は21人。中にはバードウオッチング歴が長い会員もいますが、「巨椋は初めて」という方が半数以上。緑の農地と青い空の間を歩いて、まずケリの営巣ポイントへ向かいます。

下見で確認したとおり、田植えが終わったばかりの水田の真ん中でケリが抱卵しています。刺激しないように30mほど手前で観察してから引き返し、農道を遠回りして次のポイントへ移動しました。その途中、農家の方から声を掛けられました。「田んぼで鳥が卵を抱いている。水を入れたいが大丈夫だろうか」とのこと。「ふ化してヒナが歩けるようになるまで、もう少し待ってください」とお願いしておきました。農家の方はケリを「キリー」と呼んでいるそうです。

その後、予想通りチョウゲンボウが登場。旋回する姿をじっくり見ていただけました。さらに歩いてアマサギのポイントへ。巨椋の田植えは遅く、今ごろトラクターで土起こしする田んぼもあって、そこにアマサギが5羽群がっています。参加者の多くが「アマサギは初めて」と感激されていました。

農地から宇治川の堤防に上って、最後はヨシ原でオオヨシキリ観察です。ところが、「ギョギョシ、ギョギョシ」と声は聞こえるものの姿が見えません。しばらく探して、ようやく低木の枝に止まるオオヨシキリを発見。その後、ヨシの葉先に出て来る個体もいくつか見ていただけました。
「ギョギョシ」の声を聞きながら鳥合わせをした後、京阪「観月橋」組と近鉄「向島」組に分かれて帰路につきました。(鳥の画像は下見の際に撮影したものです)                              ビギナー探鳥会@巨椋 2017年6月17日 K.S wrote

●見聞きした鳥 天候: 
キジバト、カワウ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ケリ、イカルチドリ、トビ、チョウゲンボウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ 23種

    ツバメ

                 次の観察会は「探鳥会案内」をクリック

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