すっかり春めいて参加者も多く40名を数えます。境内の溝川にマガモの雄、雌が、大沢の池にはヒドリガモが数羽ゆっくりと、奥にはコガモも泳いでいます。カイツブリの一方が他方を追っかけています。イカルやコゲラの声が聞こえる。まもなくムクドリでにぎやかになる心経宝塔から数羽が飛び去る。
お寺の外の畑では数羽のツバメが巣材を物色中。しばらく北へ進むと、美しいピンクの花を咲かせているベニバナトキワマンサクが目に入りました。私の好きな春の木です。定番のモズ、ケリも姿を見せます。今日の目玉は夏鳥のノビタキです。いつもの場所で目を凝らして探しましたが見つかりません。もうどっかに行ったんでしょうか。またもやマガモの雄、雌が繁殖場所を探しているようにたたずむ。
ベニバナトキワマンサク
広い畑一面にピンク色の花が広がっています。よく見ると子供たちの群れがあちこちで見られます。畑の大切さと春の楽しさを知ってもらおうとゲンゲの園が解放されたのでしょう。
水をたたえた広沢の池にはまだキンクロハジロやコガモが残っていました。西側の静かな茂みの中に潜んでいるシロハラを見つけました。新しい命の息吹を感じさせる北嵯峨は、やはり素晴らしいですね。 北嵯峨平日探鳥会 2017年4月20日 SoloBiologist
-つぶやきー
鳥たちはどうして繁殖の時期を知るのでしょうね?
私たちは目で季節の移り変わりを知るでしょう。しかし鳥たちは季節の光の変化を脳で受け取ると、体内時計が働き、ホルモン が分泌され繁殖活動が始まるのだそうです。これを光周性というそうです。
●見聞きした鳥 天候:
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ケリ、オオバン、ミサゴ、トビ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、キセキレイ、イカル、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、キンクロハジロ、イソヒヨドリ、キビタキ 37種
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