早春のトチ池 ようやく芽吹き始め樹々
例年だと雪が残っているのは少ないのだが、今年は残雪が多く春の訪れが遅れていた。それでもブナが新葉を展げ、トチも芽を出している。
峠のブナ林 展葉はじめた
ツツドリ、コノハズク、サンショウクイ、センダイムシクイ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ等の夏鳥たちが渡って来ていた。
谷の残雪 今年は多い
ゴジュウカラ、キバシリ等の繁殖時期が早い鳥たちは子育ての準備に忙しそう。しかし、残念なことにソウシチョウが林内で鳴いていた。
ブナの新葉 若葉は長い絹毛が多いがやがて脱落する
栃の森には大きい樹木が多くあるが2000年頃にササが開花してからササ枯れが進み、シカの侵入も相まって森林下層植生が極端に貧弱になり、コルリ、ウグイス等の藪が好きな鳥たちが居なくなってしまった。
トチの新芽 冬芽の芽鱗が落ちている
豊かな植生が戻って、再びこれらの鳥たちが囀る森になることを切に願っています。 2017年4月30日 T.H wrote
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