室内例会の「鳥と音楽」シリーズとして、これまでクラシック音楽を2回、ギター音楽を1回、ジャズを1回テーマにしました。5回目の今回はビートルズなどポップ音楽。最初に、バーダーでもあるポール・マッカートニーがアメリカの黒人差別に抗議し、クロウタドリを題材にして作った『Blackbird』、自身が大好きなミソサザイを歌った『Jenny Wren』などを聴いていただきました。
クロウタドリ(会員撮影@イタリア)
そのほか、楽器でもボーカルでも鳥の声を表現し、なおかつ実際の声を挿入したダイナ・ショアの『青いカナリア』、最初から最後までモッキンバードが鳴いているミニー・リパートンの『Lovin’ You』なども紹介しました。
ポップ音楽の中で最も有名な鳥の曲といえば、サイモン&ガーファンクルの『コンドルは飛んで行く』でしょう。ところが、歌詞に登場するのはコンドルではなく、スズメと白鳥。もともとインストルメンタルの原曲にサイモンが詩をつけたためにそうなったという背景をご紹介しながら、曲を聴いていただきました。
野鳥の会の事務所にビートルズの曲が鳴り響くという、ちょっと珍しい例会となりました。 室内例会 2017年4月2日 K.S wrote
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