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春の息吹の中をノンビリと探鳥

 今年度最後の宝が池平日探鳥会は、時折薄日が射すものの曇り空。東京では開花宣言が出たというのに、宝が池の桜のつぼみが開くにはまだ時間がかかりそう。ただ、幸いなことに、風もなく、手袋をしなくてもいいほどの気温。雨の心配もなくノンビリと探鳥を楽しむことができました。

 オシドリは、オスが5羽、メスが3羽、合計8羽と今期最高。昨年の11月は3羽、12月は2羽、今年の1月は4羽しか確認できていません。見逃しがあるとしても、宝が池は最終地点ではなく、移動の中継点なのかもしれません。ショウブ園近くの池の縁の木の根元に隠れていてました。
 今期はカワセミが必ず姿を見せてくれました。この日はペアで遊んでいたかもしれません。われわれを追い越したり、戻ってきたり。結構頻繁に岩倉川をキーキーと鳴きながら飛んでいました。セキレイ3種(キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ)も毎回見ることができました。久しぶりにコガモが岩倉川に出てくれ、その美しいお腹の小紋や顔の文様をスコープで楽しみました。

 桜の森近くの岩倉川の畔では、ミヤマホオジロが出てくれました。1月の探鳥会では数羽いたのですが、今回はメス1羽だけでした。ただ、見やすい所に現れてくれたので、ほとんどの参加者がその姿を確認できました。イワツバメに混じって1羽のツバメを確認した参加者もいました。今期、割と良く出現してくれたカワガラスやルリビタキが見られなかったのは少し残念でしたが、北へ帰る直前の冬鳥を楽しめた探鳥となりました。                                     宝が池平日探鳥会 2017年3月23日 Y.I wrote 

●見聞きした鳥 天候: 曇り、気温14度前後
オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、コサギ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ミソサザイ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、シメ、イカル、ミヤマホオジロ、アオジ 39種

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