寒さよけの中にもスポーティないでたちの鳥好きが30名集まりました。寒い朝です。しかし快晴。
大覚寺入口の車除けのそばに早くもジョウビタキが、又石橋の下のせせらぎにはイソシギが姿を見せました。しかし大沢の池には肉眼で見る限りカモの姿はほとんど見当たらず、視界を横切るのはオオバンばかり。
雪の残っている芝生ではツグミとキセキレイが採餌しています。もうすっかりムクドリのアパートになった赤い御堂の前を過ぎ、寺内をそこそこに外に出ました。いつも皆さんがごひいきにしている野菜屋の前の蝋梅はまだ花をつけていません。直指庵への道を過ぎ、かつてのホテイアオイの池には4羽のオカヨシガモゆったりと浮かんでいました。
御陵で少し休み 冬の畑へ。一面の雪に二番穂の淡い麦色が冬独特の美しいコントラストを見せます。広沢の池への道すがらモズやケリがこちらをうかがっています。
桂川で姿を見たと大騒ぎをしていましたが、ここ広沢の池では常連のヒクイナ。「ヒクイナは何色?」と聞かれ、「薄めのチャコールグレイに赤が混じった色です」と答えましたが、果たして、今回は浮島の少し北の芦原にいました。しかし中々外へ出てきませんでした。いつものように児神社で鳥合わせをして終わりました。残雪の広がる北嵯峨はやはり最高です。
(つぶやき)
・最近はどこもかしこもオオバンが増えているようだけど、何か理由があるのかしら?
・最近読んだところでは、以前中国で越冬していた大きな群れの一部が洪水によって採食場を失い、その一部が日本で越冬を始めたのと、ロシアにおける繁殖個体の増加もその原因かも知れないという見方もあるようだよ! 北嵯峨平日探鳥会 2017年1月19日 solo biologist
●見聞きした鳥 天候:
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、ヒクイナ、オオバン、ケリ、イカルチドリ、イソシギ、ハマシギ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、カシラダカ 42種
次の観察会は「探鳥会案内」をクリック