11月というのに関東では雪が降っているという。何でも五十数年ぶりとのこと。京都でも寒くなるという天気予報が出ていたのですが、風もなく、日差しもあり、穏やかな探鳥会になりました。
小さな実を付けたエノキに、少し大きめの小鳥が数羽止まっていました。Kさんが「ツグミですよ」と言う。スコープを当てると確かにこの冬初見のツグミがいました。当たり前のような冬鳥でも、来てくれるとホッとします。
今日のカワセミはおとなしく止まってくれることはありませんでしたが、岩倉川を行ったり来たりする飛翔姿をほとんどの人が見てくれたと思います。
高野川では、コサギやダイサギ、そしてエクリプスのヒドリガモを確認しました。カワガラスを見られた方もいましたが、すぐに上流の方へ飛んで行ってしまったようです。橋のたもと近くににある柿の木では、ホオジロが数羽実をついばんでいました。
宝が池へ向かう途中にある桜の森では数名の方だけがルリビタキを見たようです。ヒィーヒィーという声は聞こえていましたので、この冬もその美しい瑠璃色を楽しませてくれるのは間違いなさそうです。
さてお目当てのオシドリが、この冬も入ってくれていました。まだ3羽(雄2、雌1)だけでしたが池の畔でノンビリと寝そべっていました(?)。キンクロやホシハジロはエクリプスのものもいて、季節を感じさせてくれました。この辺りで時間が11時を過ぎていましたので、池を一周するのは諦めて、直接菖蒲園へ向かうことにしました。
菖蒲園辺りではカルガモの雌雄談議をしている方もいましたが、理屈は分かっても慣れが必要という結論のようでした。確かに、人間でも顔だけで男女を見極めるのが難しいことと同一線上にあるかもしれません。毎日見慣れているから、その形状から分かる場合もありますが、最近では自信がなくなりました。年のせいか、時代のせいかは分かりません。
合わせをしてみますと、38種も出たようで、モミジの下での探鳥会を楽しむことができました。何本か池の周りにあるメタセコイアの紅葉も目につきました。
宝が池平日探鳥会 2016年11月24日 inorgsp
●見聞きした鳥 天候:
オシドリ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、カワガラス、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ 38種
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