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宇治川沿いをゆっくり散歩

昨年の10月に始めた宇治平日探鳥会も1周年。雲一つだけの快晴の秋空、京阪宇治駅には12名のバーダーが集まりました。
スタート地点の宇治大橋下流にはカルガモに加えてコガモがいますが、まだエクリプス中で、他のカモもまだのようです。
JR鉄橋をくぐって堤防から寄り州を探すものの、目当てのイカルチドリの姿がありません。一方、反対方向の京阪宇治駅ビルの屋根には、下見のときと多分同じ個体のイソヒヨドリが…。逆光を避けてスコープで見ると、雄の若鳥のようです。

大きな中洲が見える川岸まで歩くと、宇治川で越夏したカワアイサの雄と雌が草むらで眠っています。その下流の中洲には、イカルチドリが5羽。さらに、イソシギが現れたり、堤防の外の樹の上でモズが高鳴きしたり、参加者のすぐ目の前にイソヒヨドリの雌が姿を見せたり、しばらく双眼鏡やスコープが手放せません。ある参加者は「ここはいろんな鳥が見られますね~」と満足そう。担当者としてもうれしい限りです。
集合時間は少し肌寒かったものの、だんだん暑くなり、何人かの参加者は上着を脱ぎ始めました。たっぷりの日差しを浴びながら堤防を歩いていると、ジョウビタキの声が聞こえてきます。探すと、電柱の上に雌がいました。しばらくすると、上空をミサゴが旋回し始めました。順光の中、白い下面がしっかり見られました。

    水道橋に止まるカワウ

再び河川敷に降りて、水道橋に止まっているカワウを見ていると、数人の参加者が藪を指差して「ムシクイがいる!」。鳴き声から判断するとオムシクイのようです。
その後、堤防に上がってゆっくり歩きながら解散地点の隠元橋へ。終了直前に、ケリの群れが川の中州で水浴びしているシーンに遭遇。カワセミも現れて、その声を聞きながら鳥合わせと、副担当Uさんによる野外羽根教室を行いました。

    Uさんによる野外羽根教室

解散後、希望者で京大宇治キャンパスにあるカフェレストランでランチをいただく予定でしたが、月曜日が定休日のため、急きょ学生食堂に変更。参加者6名がそれぞれのトレイに好きな料理を取って、格安の料金で昼食をいただきながら、鳥談義に華を咲かせました。                 宇治平日探鳥会 2016年10月24日 K.S wrote.

       京大の学生食堂でランチしながら鳥談義

●見聞きした鳥 天候: 快晴
カルガモ、コガモ、カワアイサ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ケリ、イカルチドリ、イソシギ、ミサゴ、トビ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ウグイス、オオムシクイ、ムクドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 28種

                 次の観察会は「探鳥会案内」をクリック

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