今日もタカの渡りを待つ、視界が良く伊吹山、霊仙山まで見える
今年のタカの渡り、前半は停滞前線や台風のため天候不順で低調でした。19日の岩間山タカの渡り探鳥会は天候が悪く中止、22日から24日に代わった一斉調査日もタカの渡りが少なかったのですが、25日はうってかわって1300羽余りのタカ達が渡って行きました。25日は朝早くは高い雲が空を覆っていましたが、視界は良く湖北の山々、伊吹山、鈴鹿の山々まで見えていました。午前中はタカの渡りは少なめでしたが、午前11時になるとサシバのタカ柱が立ち、多くのタカ達が渡りだしました。よく渡った時にはカウントするのも大変で記録用紙に記載する担当の方も観察する時間もないぐらいでした。記録されたタカ達はサシバ1103羽ハチクマ223羽ノスリ7羽ツミ10羽の計1343羽でした。
タカ柱、上昇気流を見つけて次から次へとタカ達が集まる。7羽のサシバと1羽のハチクマが見える。最大は100羽近くのタカ柱がみられた
この日は能登川猪子山で2600羽余りのタカが記録され、また信州白樺峠でも5000羽弱が渡ったようで、タカの渡りの川上にあたる場所で多くのタカ達が渡りました。今まで天候が悪かったので我慢していたタカ達が一気に渡ったと思われ2~3日は大きな渡りが続くでしょう。 岩間山のタカの渡り 2016年9月25日 T.H wrote
ハチクマ♀
サシバ成鳥、目が黄色い
ツミ、10月になると増える。ハイタカとの識別が面白い
次の観察会は「探鳥会案内」をクリック