6月25日(土)、和歌山市のホテルグランビアで近畿ブロック会議が開催され、京都支部からは6名の幹事が出席しました。この会議は関西の6支部がそれぞれの活動を報告するとともに、各種の課題とその解決策を共有するのが目的です。
まず、本部の常務理事のあいさつの後、普及室から「会員を増やすための探鳥会」「探鳥会リーダーズフォーラム」について説明がありました。
滋賀支部の報告は「鳥類目録」。京都支部も現在作成中ですが、滋賀県では湖北野鳥センターに野鳥情報が集まる体制ができていることが大きな優位点であり、京都府にも同様の施設がほしいところです。
続いて当支部は南山城村メガソーラー問題を取り上げ、その事業概要と現在までの支部の対応について報告しました。
大阪支部からは、多様な会員拡大策が報告されました。NHK「真田丸」にちなんだ歴史散歩と探鳥会を組み合わせたり、会員の高齢化を逆手に取って「死ぬまでバードウォッチング」を支部報で特集するなど、他支部でも参考になる事例がいろいろありました。
兵庫支部からは、探鳥会の参加者が多過ぎて担当者が対応しきれないので、参加数を抑制するため一般の参加費200円を300円に値上げしたという報告がありました。神戸森林公園の探鳥会では100名もの参加者があるそうです。
奈良支部の報告はヤング探鳥会。中高生会員からの要望で始めたところ、SNSによる情報拡散によって岡山県や関東方面からも参加されるとのこと。多い日は60名、平日でも30~40名が集まるそうです。
最後に和歌山支部から平池緑地公園の保護活動に関する話題が提供されました。約15年前に野鳥公園として整備されたものの最近は単なる緑地公園として再整備され、さらに冬花火が催されるようになったとのこと。京都府でも以前天橋立で冬花火の計画が持ち上がり、支部からコハクチョウやカモに影響がないよう11月末~12月初旬の予定を10月に変更してもらうよう申し入れて実現した事例を伝えました。
会議終了後、懇親会が開かれ、本部や他支部の方々といろいろな情報交換を行いました。広報部
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