今から80年前の1936(昭和11)年1月19日、京都市内で「野鳥の会講演会」が開催されました。主催は2年前に設立された日本野鳥の会、後援は京都日出新聞社(京都新聞社の前身)。その予告記事が以下です。
この記事には「演題と講師」として、「野鳥礼賛」内田清之助、「鳥語の訛り」川村多実二、「題未定」新村出、「鳥に対する雑感」鷹司信輔、「鳥を愛する心」柳田國男、司会者・中西悟堂と記されています。
内田清之助は後に日本鳥学会会頭を務める鳥類学者、川村多実二は『鳥の歌の科学』で知られる動物学者、新村出は『広辞苑』の編纂者、鷹司信輔は当時の日本鳥学会会頭、柳田國男は日本民俗学の第一人者、そして中西悟堂は日本野鳥の会会長です。
そうそうたるメンバーが集まって行われたこの講演会の席で、関西支部(京都支部の前身)が結成され、支部長として川村多実二が選出されました。全国初の支部として京都支部が誕生したのです。
つまり、今年は京都支部創立80周年。その記念事業として、『京都府鳥類目録』(仮題)の発行や祝賀会を行います。
また、「会費割引キャンペーン」も実施しています。今年1年に限って、学生2,000円OFF、一般1,000円OFFで入会できるというお得なキャンペーンです。ぜひ、この機会にご入会ください。広報部
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