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金沢だより8 兼六園

 金沢の観光スポットと言えばまず「兼六園」なのですが、鳥を見るのもなかなか面白いところでした。ただ、こちらも京都に劣らず外国人観光客が押し寄せていて大変です。ただ、兼六園は早朝から入園可能なので、一般の観光客が増えてくる前にひととおり見て回ることができます。今回は、1月と3月に行った時の写真を中心に紹介しましょう。
 兼六園のシンボルといえば「徽軫灯籠」(ことじとうろう)ですが、その前を泳ぐのは・・・?

    <灯篭>

 カワアイサがこっちまで出張のようです。オスの方もいて、あまり野鳥に関心がなさそうな観光客も奇麗な姿を見て歓声をあげていました。

    <カワアイサ♂>

 ここは、兼六園内で一番大きな池で「霞ケ池」といいますが、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリもいます。池の岸にはアオサギが置物のようにじっとしています。

    <アオサギ>

 カワセミも現れます。

    <カワセミ>

 園内の地面は、様々な苔で敷き詰められています。冬場でも青々としていて小鳥が降りていると絵になります。

    <シジュウカラ>    

    <シロハラ>

 こちらのカワラヒワは巣材集めでしょうか。

    <カワラヒワ>

 目を樹上に転じると、ヒガラがいました。

    <ヒガラ>

 ほかに、キクイタダキもいたのですが、動きが速すぎて撮影できませんでした(残念)。
 一番驚いたのはミソサザイがいたことです(こちらも同様に撮影できず)。市街地にあって、人通りも多い公園で見るとは予想外のことでした。
 その他の主な観察種は、コゲラ、ヤマガラ、ウグイス、エナガ、アトリなど・・・。
 主な冬鳥はひととおり見ることができますし、何よりアクセスがいいので、金沢にご宿泊の際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 さて、筆者はこの4月に京都に戻ってきました。よって、金沢便りは今回で最終回となります。長らくお付き合いいただきましてありがとうございました。plover.

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