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夏鳥たちの美声に浸る

 もう5月に入ろうというのに、予想最高気温18度という寒さ。風も強い。上空をツバメが舞っているが、小鳥たちの声はあまり聞こえない。しかし、集まった元気なバーダー56人は、いつものコースを粛々と進んで行く。

 満開のオドリコソウを横目で見、シジュウカラのさえずり、イカルやシメの声・姿を確かめながら近衛邸跡へ。一瞬カワセミが飛んだが行方不明に。苑内のほとんどの緑地には、ウマノアシガタ(キンポウゲ)がわが世の春を誇るかのように咲き乱れている。「母と子の森」の水場にやって来たのは、メジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、それにキジバトだった。

 和風迎賓館の東を南下し、高木に営巣しているアオサギを観察する。2巣とも抱卵中のようで、親鳥がじっと巣内に座っていた。鮮やかな新緑に包まれた大宮御所西側の遊歩道を歩く。キビタキが出たが、木の葉がだいぶ茂ってきて見づらい。まだ残っているビンズイを見た方もいた。
 九条池でカルガモを追加して鳥合わせ・解散。                       京都御苑府民探鳥会 2016年4月29日 Σ

●見聞きした鳥 天候: 曇り時々晴れ
カルガモ、キジバト、アオサギ、カワウ、トビ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、キビタキ、スズメ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、イカル、アオジ 27種

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