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冬鳥を見た後は抹茶カフェで暖まる 宇治平日探鳥会

2~3日初夏のような暖かい日が続いたかと思ったら、また急に冬に逆戻りした3月10日。「寒いし、天気も悪いし、参加者は少ないだろうな」とタカをくくり、資料を15枚に節約して受付を始めたところ、これまでの宇治平日探鳥会では最も多い20名が参加されました。急きょ、常連メンバーから資料を回収して配布することとなりました。
いつものように京阪宇治駅横の宇治川で、まず水鳥をチェック。目の前にはオカヨシガモやコガモが、下流にはホシハジロやキンクロハジロが休んだり泳いだりしています。
上流へ歩いていくと、いつもの場所にカワアイサのメスが3羽。「オスはもう北へ帰ったかな?」と思ったところに、早い流れに乗って2羽が下ってきました。

参加者全員がじっくり観察できたので、宇治川を離れて世界文化遺産の宇治上神社へ。地面で採餌するイカルやジョウビタキを観察した後、国宝の本殿で参加者数名が柏手を打ちました。

そして、いよいよ本日のハイライト、クロジが出没する大吉山へ。2合目あたりで、地元のローカル紙「洛南タイムス」の記者が待っていてくれました。事前にお願いしていた取材依頼に応えてくれたようです。
取材が終って先へ行くと、5合目の藪にクロジらしきシルエットが…。双眼鏡で確認すると、青いルリビタキ。今シーズンは未確認だったので、出現予想リストから外していたのですが、本番当日にお出ましになられました。ただし一瞬だけで、見たのも私だけでした。
お目当てのクロジは山の中腹と頂上の展望台の2カ所を行ったり来たりしているのですが、今日は中腹で現れました。しかも、オスとメスが藪の中の枝に止まってじっとしています。みなさんの双眼鏡や望遠鏡、カメラもじっと動きません。

展望台に着くと、地元の散歩者が設置している餌台にヤマガラが次々にやってきます。しばらく小鳥を見たり、平等院や宇治の街並みを展望した後下山しました。
鳥合せの後、今回も抹茶カフェへお誘いしたところ13名が参加され、約1時間鳥談義に花を咲かせました。                           宇治平日探鳥会 2016年3月10日 K.S wrote

    翌日「洛南タイムス」に掲載された記事

●見聞きした鳥 天候: 曇り
オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワアイサ、キジバト、カワウ、アオサギ、イカルチドリ、イソシギ、トビ、ハイタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセレキレイ、セグロセキレイ、イカル、アオジ、クロジ  36種

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