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冬の鳥たちに会いに行こう 比叡山探鳥会

早朝の強風でJR湖西線にダイヤの乱れがあったものの、9時20分に集合地のケーブル坂本駅に到着したバスからは次々に参加者が降りてこられます。京津線や車で来られた方や担当者を含めて16名が予定通り9時半のケーブルに乗り込みました。
ケーブル延暦寺駅まで登ると、やはり風が冷たい。しかも、根本中堂→山王院と歩きながら鳥を探しますが、どういうわけか鳥影が薄い。わずかにホオジロが見られた程度。急きょコースを変更して鳥を探しますが、めぼしいものは現れません。
探鳥会というよりも歩こう会の様相を帯びてきましたが、中学の頃から比叡山をフィールドにされている担当のHさんが、比叡山の生物や延暦寺の歴史の話で場を持たせてくれました。

途中、ミヤマホオジロが出現。後ろの組の数名だけでしたが、観察することができました。旧ロープウェイ跡で昼食を摂り、赤い鳥を期待してツツジヶ丘まで歩きましたが、残念ながら出てくれません。旧スキー場から引き換えし、半分諦め気分でケーブル延暦寺駅に向かいました。
あと5分で解散地点というところで、ようやくキバシリが登場。参加者全員がしっかり観察できました。「キバシリは初めてという方は?」と尋ねると、4人の手が上がりました。

さらに、その周辺ではヒガラ、シジュウカラ、ヤマガラなどが飛び交い、やっと探鳥会らしくなってきました。
出現予想リストには39種を掲載しましたが、ケーブル延暦寺駅前で鳥合せをしたところ17種。こんな日もあるんですね。それでも、「鳥は少なかったですが、キバシリを見られただけで満足です」という参加者もいらっしゃいました。

担当者の「せめて…」の想いから、ケーブル坂本駅から最寄り駅まで歩きながら探鳥を続けました。日吉神社の境内では、イカル、シロハラ、カワガラスなどが現れ、埋め合わせをしてくれました。                   比叡山探鳥会 2016年2月21日 K.S wrote

●見聞きした鳥 天候 晴れのち曇り
トビ、コゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、キバシリ、ミソサザイ、アトリ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ、クロジ 17種

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