犀川については、6月にもレポートしてしていますが、今回は冬編です。
金沢一の繁華街の片町あたりに架かっているのが犀川大橋で、そこから上流あたりを歩いていて気がつくのがカワガラスが多いこと。市街地を流れる川でこれだけ見られるというのはちょっとした驚きです。
カワガラス
カワセミもよく見かけます。
カワセミ
京都周辺で冬の川といえばユリカモメの群れがつきものなのですが、こちらではユリカモメはほとんど見かけません、かわりにセグロカモメがいるのですが、1~2羽がポツポツといる程度です。
セグロカモメ
カモ類については、種類は少ないようです。河口部まで行けばヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロが増えますが、このあたりはカルガモ、コガモがほとんどです。ただカワアイサはたくさんいます。
カワアイサ♂
カワアイサ♀
それから同じところにホオジロガモもいるので、水深があるのかもしれません。
ホオジロガモ
流れが結構急なので、下流に流されながら潜水して餌をさがし、ある程度下ると上流に飛んで戻っているようです。
さて、いよいよ「真打ち」登場ですが、カワアイサに1羽だけ混じっているのがコウライアイサのオス。犀川にはここのところ続けて越冬しているようです。秋にその情報を聞いてから冬が待ち遠しかったのですが、年末の押しつまった時に歩き回ってようやく見つけることができました。遠目にはカワアイサに似ていますが、冠羽が派手なのと、胴体のウロコ模様が目立ちます。
コウライアイサ
ひととおり観察して、さて帰ろうとしたら何と家から歩いて15分くらいのところでした。春までにまたちょくちょくと会いに行きたいと思っています。 plover
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