お正月恒例の「新春巨椋探鳥会」。昨年は積雪の中での探鳥会でしたが、暖冬の今年は歩いているうちに汗がにじむほど。リーダーのFさんによると、その暖冬のせいで小鳥が山から降りて来ないので少なく、その小鳥を狙う猛禽類も少ないとのことでした。
それでも巨椋のシンボル、チョウゲンボウは何度も出現。電柱に止まっている姿や青空バックにホバリングする姿を参加者全員にじっくり披露してくれました。
冬の巨椋のもう一つのハイライトは、ミヤマガラスとコクマルガラス。ミヤマガラスは大群を形成しているのですぐに分かります。その中にコクマルガラスが、そしてあわよくば淡色型が混じっていないか、58個の目で探しましたが、暗色型が3羽だけでした。
巨椋にはトイレがありませんが、干拓地の南西部にある京都府警のヘリポートにお願いして、お昼の休憩時に利用させていただいています。
その休憩時に上空をハイタカが通過。オオタカ、ハヤブサ、コチョウゲンボウは見られなかったものの、一応猛禽類は2種出現しました。
午後は巨椋の三つ目の呼び物ニュウナイスズメのポイントへ…。ほどなく電線に止まっている小群やセンダンの木に群れている10羽ほどがじっくり見られました。
昨年11月末から滞在しているヒシクイは、結局見られませんでした。解散後にも参加者数人で定着ポイントに立ち寄りましたが、どこかにお出かけのようです。期待された方もおられたので、12月初旬に撮影した動画をご覧ください。 新春巨椋探鳥会 2016年1月2日 K.S wrote
[[youtube:qeWn-sXvd7Y]]
●見聞きした鳥 天候: 晴れのち曇り
キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ケリ、イソシギ、トビ、ハイタカ、カワセミ、チョウゲンボウ、モズ、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、ニュウナイスズメ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、ホオアカ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン 33種
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