8月末~9月中旬、巨椋にシマアジの小群が渡来し、しばらく滞在しました。私が確認したのは5羽ですが、「7羽いた」という人もいます。
最初に見た時は「早くもコガモが」と思って録画しましたが、帰宅後にパソコンで見ると、何とシマアジ! 私にとっては実質的には初めての出会いとなりました。
下の動画はYouTubeで解像度が低いですが、オリジナル映像では、エクリプスながら白い眉斑とクチバシ基部に白点が見えます。
「シマアジ」といえば一般的には魚の名前で、鳥の名前とは思えません。柏書房の『図説 日本鳥名由来辞典』で「シマアジ」を調べると、「シマ」は「変わった」という意味の接頭語、「アジ」は「コガモ」の古名とありますが、「アジ」の項目を見ると「トモエガモ」の古名となっています。どっちなんでしょう。
ついでに、シマアジのように魚にも鳥にもある名前を調べたら、フグの仲間のウミスズメ、スズキの仲間のクロサギ、ワカサギの別名のアマサギ、ウグイの地方名のアカハラがいました。バーダーとフィッシャーが話をしたら、噛み合わないでしょうね。
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