けっこうな山あいの渓流でも見かける、ビルの乱立する大都会の空を飛んでいたり、獲物がいっぱいいてそうな淵、しかし背をけてる。あるいは、高木の天辺で、何か考えてそうな、沈思黙考の哲学者にあてはめてみたり、鳥の行動で「あそび」としかいえないような時間があるそうだ。アオサギの孤高はなんなんだろう。
私はこの鳥が好きだ。なにしてるわけでも、素晴らしい風景に溶けこんでいるわけでもなく、でも写真をとる。そして、「いいなぁ」と眺めている。しかし、可愛いくはないな、友人、憧れの友って存在かも知れん。こんなに大きくて肉食の鳥が、ごく身近に生息している。なんて素晴らしいんだろう。
アオサギ、少なくとも私にはそんな鳥なのである。
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