家が取り壊され、長い間放置されていた空き地にこの夏いろいろの草が生えてきました。
メヒシバ、オヒシバ、エノキグサ、エノコログサ に イヌホオズキ・・・。何か変わった草はないかと探してみました。
隅々に咲いているボタン色の鮮やかなマツバボタンはよく目立ちます。壊された家の庭のが芽吹いたのか、と思っていたら、花が一回り小さいヒメマツバボタンでした。
ある一画に見慣れない草が小さい黄色の花をつけています。
この花は午前中の少しの間だけしか開きません。開いた時間を上手に見計らって撮らないとチャンスを逃がしてしまいます。キンゴジカ(金午時花)、読んで字のごとく午頃に咲く黄色の花です。
これは葉全体に鋸歯があるのでアメリカキンゴジカだと思います。初めて見ました。
コミカンソウ。
実が熟したらミカンのような色になります。
ナガエコミカンソウ。
コミカンソウよりも小さい実を長い柄の先にまばらにつけます。
肉眼では分からないくらい小さい花です。
歩道を歩いていると、割れ目から枝をのばしているのを見ることがあります。
垣根に絡まっている青い実はアオツヅラフジ。
たいていは実が熟して黒くなる前にヒヨドリの餌になってしまいます。
街なかの片隅でもよく見て歩けば、思わぬ発見があります。
バス停のベンチの足元、歩道の割れ目、生け垣の根元等々。
姿勢よくまっすぐ前を向いて・・・ではなくてウロチョロ何かを探しながら歩くのも、また、楽しからずや です。
散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。
ブログ「あれこれ散歩道」より
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