集合場所の八瀬ケーブル前では、ツバメが飛び交い、ウグイスがさえずっている。
「ケーブル比叡」に着くと、あたりは霧に包まれていた。霧の中から、オオルリやキビタキのさえずり、そしてクロツグミの美声が聞こえてくる。アオゲラが「ピョー、ピョー」と鳴き、スキー場跡ではホオジロが「一筆啓上」、カワラヒワも仲間入り。
「雲母越え」の道を進み、霧で何も見えない展望台へ。繁殖期とあってアオバトの奇声が再々聞かれ、イカルも出現。山王院から浄土院への下り道両側の巨杉の林でキバシリを探すが、残念ながらX。釈迦堂の裏山に登り、双輪塔の前で昼食とする。ここでもアオバトが見られた。
帰途に就き、西塔駐車場を抜けてケーブル跡へ。京都は6月3日に梅雨入りしたとのことで、ウノハナ(ウツギ)やコアジサイ、ツルアジサイがあちこちで白い花を咲かせている。ホトトギスのよく通る声が響く。「夏は来ぬ」の詩の世界である。
霧も晴れた展望台では、ホトトギスやアオバトの飛ぶ姿を堪能する。目の前にオオタカが舞い上がったのをきっかけに「鳥合わせ」を済ませ、解散した。 比叡山探鳥会 2015年6月6日 Σ
●見聞きした鳥 天候: 曇のち晴れ
キジバト、アオバト、ダイサギ、ホトトギス、ツツドリ、トビ、オオタカ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ミソサザイ、カワガラス、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ 32種
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