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夏鳥を目と耳で楽しもう!

 天気に恵まれたゴールデンウィークの最終日、ケーブル八瀬駅前にはハイキング姿や輪行用の自転車を持ったグループが続々と集まってきます。
 府民探鳥会に参加する27名の参加者も加わって、9時始発のケーブルカーはほぼ満杯。若葉に包まれた山肌を登ってケーブル比叡駅に着くと、早速ホオジロがwelcome songを歌ってくれます。
 そして、つつじケ丘展望台ではカラフルなツツジが満開で一行を迎えてくれました。

 ツツドリやキビタキの声を聞きながらさらに歩くと、木のてっぺんでオオルリがさえずっています。双眼鏡やスコープで観察される方もカメラで撮影される方も、全員がじっくりと堪能できました。
 スギの巨木が林立する道に入ると、先頭グループが飛翔中のクマタカを発見する一方、後続グループがコサメビタキの巣を発見。後続グループはさらに縄張り争いをするキビタキや、先頭グループが声しか聞いていないクロツグミやアオゲラを目の当たりにしました。
 通常は先頭グループが多くの種類を見聞する傾向にありますが、後続グループがいい思いもすることもあるんですね。

     クロモジの花

     チゴユリ

 昼休みは、参拝客が多い釈迦堂を避けて、奥にある石仏の広場へ。その昼食の最中にも上空をハチクマが通過します。さすが比叡山、油断も隙もありません。
 下見(4月上旬)で聞いたキクイタダキの声も「本番の日には聞こえないだろう」とタカをくくっていましたが、まだ鳴いていました。地鳴きなので繁殖ではないはずですが…。
 往路でじっくり楽しませてくれたオオルリが復路でも登場。美しい姿と声を思う存分披露してくれました。
 コシアカツバメ、イワツバメが乱舞するつつじケ丘展望台を後にして、下り道では植物の花を観察しながら歩きました。ケーブル比叡駅に着いたのは午後2時半。予定を30分オーバーしての解散としなりました。           比叡山府民探鳥会 2014年5月6日 K.S wrote

●見聞きした鳥 天候: 晴れ
キジバト、ツツドリ、ハチクマ、トビ、クマタカ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、キバシリ、ミソサザイ、クロツグミ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ 34種

●開花した植物
木本/フジ、カナクギノキ、ヤマツツジ、クロモジ、ウリハダカエデ、コナラ、スノキ、ヤブデマリなど
草本/タニギキョウ、チャルメルソウ、クリンソウ、ネコノメソウ、タチツボスミレ、チゴユリなど

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