快晴で気温も快適な登山日和である。集合地点の銀閣寺前から谷沿いに登ってゆく。房状の白い花が目につく。ウワミズザクラに似ているが、イヌザクラのようだ。
この日の大文字山はキビタキののど自慢会場のようだった。登山口から火床まで、いたるところであの美声が聞こえてくる。オオルリやセンダイムシクイも鳴いたのだが、キビタキに圧倒されていた。
千人塚の鞍部で1時間ほど鳥を探す。ここは落葉広葉樹の高木からなる林で、大文字山で最も鳥相の豊かな場所である。「声はすれども」のキビタキの華麗な姿を見た方が、何人かいた。
鳥たちの歌声を満喫後、火床まで登る。春霞のためあまり遠くまでは見えないが、大阪の高層ビル群もなんとか判別できた。
登ってきた来た道を引き返し、登山口で鳥合せ。ハチクマを見た方や、サンショウクイ、ヤブサメを聞いた方もいて、出現鳥は21種となった。 大文字山探鳥会 2015年5月5日 Σ
●見聞きした鳥 天候: 快晴
キジバト、ハチクマ、トビ、コゲラ、サンショウクイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、メジロ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、イカル、ホオジロ 21種
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