霧のような雨が降るあいにくの天気で、担当者が集まって「どうしましょう」と思案していました。しかし、次々集まる参加者のいく気満々の勢いに押されて、10名で小雨の中、駅を出ました。
「雨の日は、小鳥がよく出るかも」なんて話しながら桓武天皇陵に着く頃は、雨も小降りになっていました。桓武天皇陵の入り口で朝のあいさつ、リーダーのKさんからコースや期待される出現鳥の説明を聞きスタート。さっそく参道脇の雑木林でアオゲラが出ました。
治部池ではオシドリ、マガモがひっそりと休んでいます。下草や木立の隙間からよく見つけてくださいました。「カモ類が毎年多く越冬している場合は、ガンカモ調査地点に入れる必要がありますね」と話しました。
明治天皇陵への道では、クロジ、ルリビタキが私たちを迎えてくれました。あちらこちらでハトらしいのが木に止まっていると、アオバトではないかとスコープを向けるも、キジバトばかり、それもたいへん多い日です。
皇后陵を往復して明治天皇陵に戻ると、白い砂利の通路にビンズイが現れました。
この頃になると、少し空も明るくなってきました。伏見桃山城に着く頃には、青空が見えるほど。
ウソがいるとの地元のIさんの情報を受け、ポイントに着くと、いました。きれいなアカウソ♂。♀もいます。さらにアトリの群れも。これらは、参加者みんな見られました。桃山城の芝生広場で鳥合わせをし、出現鳥28種を数え、12時過ぎ解散しました。
希望者5名が残り、昼食を食べてから、北堀公園に行くことにしました。
食後、上空をノスリ、ハイタカが飛びました。また北堀公園では、ミヤマホオジロの♂♀が現れました。結局、これまで出なかったダイサギ、モズも出て、5種増え、33種になりました。 桃山御陵周辺探鳥会 2015年2月8日(J)
●見聞きした鳥 天候:雨のち曇り
オシドリ、マガモ、キジバト、ダイサギ、ハイタカ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、ウソ(アカウソ♂)、シメ、ミヤマホオジロ、アオジ、クロジ 33種
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