「湖国で冬の猛禽を総ナメにする!」という怪しげなキャッチフレーズに誘われて、39名の会員が京都駅に集まり、大型観光バスに乗り込みました。
誰が晴れ男・晴れ女なのか、名神を走っているころは雲が多かったのに、最初のポイント・西の湖に着くと太陽が顔を見せ始め、厚着で歩くと汗ばむほど。滋賀支部のIさんの案内でのどかな田園を歩きながら、上空、葭原、田んぼ、湖面と鳥を探します。
ここで出るはずのハイイロチュウヒ(♀)は姿を現さなかったものの、観察場所のすぐ前の湖面にホオジロガモが…。待望の水鳥に近い距離で出会えて、ある参加者は興奮気味に「本望です!」。
西の湖での観察
次のポイント・伊庭内湖に到着すると、いきなりミサゴが2羽上空を旋回。一斉にスコープやカメラが70°くらい上向きになります。
しかし、猛禽類を期待した干拓田では、多くの人がカラフルな気球を膨らませています。そのせいか、下見で確認したチョウゲンボウやノスリが現れません。諦めて早い目に出発し、昼食のために長浜市に向かいました。
食後20分ほど自由行動とし、黒壁スクエアでプチ観光。土産物を買う参加者もいました。
3番目のポイント・湖北野鳥センターに着いたのは2時過ぎ。早速、今回の呼び物・オオワシに会うために山本山に向かいます。正面からはあの精悍な姿がアカマツの葉影になるので北側へ移動し、全員が納得いくまで眺めました。
オオワシ
その後、湖岸へ出てヒシクイ、マガンなどの水鳥やジョウビタキなどの小鳥を観察。ハイイロチュウヒやチョウゲンボウなどが現れず、「猛禽を総ナメにする」がキャッチフレーズ倒れになりましたが、天気に恵まれ、61種の鳥が見られ、プチ観光ができたこともあってか、みなさん笑顔でバスを降りられました。 湖北&西の湖日帰りバスツアー 2015年1月25日 fagus06
●見聞きした鳥 天候: 曇りのち晴れ
キジ、ヒシクイ、マガン、コハクチョウ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、タゲリ、ケリ、ユリカモメ、ウミネコ、ミサゴ、トビ、オオワシ、チュウヒ、ノスリ、カワセミ、モズ、カケス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン 61種
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