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京都御苑探鳥会

 快晴、無風という絶好の鳥見日和となった日曜日。例年、この探鳥会は参加者が多いが、今年は滋賀県から14名の団体参加もあって、総計66名という記録的な大世帯となった。集合場所の乾御門から、児童公園の北側を回って近衛邸跡へと進む。ビンズイ、ツグミ、シロハラ、アトリなどの冬鳥が次々と出現する。宮内庁官舎南側の林でトラツグミがじっと立ち止まってミミズを探している。明治天皇ご生誕の地「祐ノ井」付近でジョウビタキの雌雄が見られた。

 母と子の森の水場でしばらく待つが水浴びに来る鳥はなかった。代わりに餌付けされたヤマガラが数羽、私たちに近
づいて愛嬌をふりまく。アオゲラが現れた! 今冬はアオゲラが2羽、苑内で越冬しているようで、その姿を追うカメ
ラマンも多い。母と子の森のはずれでミヤマホオジロが名前(学名をEmberiza elegansという)通りの優雅な姿を見せた。和風迎賓館の東側を南下、メタセコイヤの実を食べにアトリが集まっていた。カワラヒワも混じっている。

 仙洞御所の西側ではアトリの大群が芝生に降りて採餌していた。堺町御門付近の樹で休息しているアオバトを探す。
動く姿がちらほら見えるが、葉の陰で分かりにくい。九条池のほとりに立つ樹に止まるアオバト3羽を参加者が発見。
こちらは逆光だが見やすい。全員でじっくりと観察できた。
 池のマガモを出現鳥に追加して、探鳥会を無事終了。鳥合わせの結果、本日の出現鳥は33種となった。
               京都御苑探鳥会 2015年1月18日 Σ

●見聞きした鳥 天候: 晴れ
マガモ、キジバト、アオバト、アオサギ、トビ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガ
ラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、
ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、シメ、イカル、カシラダカ
、ミヤマホオジロ、アオジ 33種

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