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親子でとりみ隊in京都御苑

 3回目となった親子でとりみ隊。心配していた台風も気を使ってくれた?ようで、秋晴れの日となった。お彼岸の中日、そしてタカの渡りと重なっているにも関わらず、応援部隊の会員さんのお顔、そして毎回来てくださる方と初めての方の2組の親子さんを迎えてスタート。

 九条池では、アオサギが池の中ではなく樹上にいた。「下からお腹が丸見えやね。太陽の光に嘴が透けて見えていのが分かるかな。嘴は意外と柔らかくて魚が捕まえやすいようになっているんです。」とベテランの子ども担当Uさんが説明してくださる。堺町休憩所の南側のギンモクセイにメジロたちが...。おそらく幹についている小さな虫を食べるのに必死のなのだろう。至近距離でたくさんの人間が見ていてもお構いなし。
 おかげでみんなでその可愛さにしばらく動けなくなってしまった。厳島神社へ渡る橋の下のマガモ♂(交雑種)は少し頭が緑に変化し始めていて、確実に季節が変わっていくのを感じる。

 迎賓館の東側をヤマガラ、シジュウカラ、メジロの鳴き声を聞き分けながら進んでいくと、染殿井のあたりの木の根元でチョロチョロしている影が。みんなで目を凝らしてみるも、まったくの日陰。このシルエットクイズは人間の完敗に終わる。

 この日のバードバスは、開店休業状態。しかし、鳥もいないが虫もいない。なにか、少し異様な雰囲気。
 ムシクイ類も来ているようだが、初心者には見つけづらい。センダイムシクイだけ何とか確認して先へ進む。

 近衛池では、九条池と別個体の若いアオサギが池の中を歩いていた。こちらはお腹が濡れてしまっているよう。池の前のマツの幹に2羽のコゲラが大バトル。枝垂桜には、コサメビタキがかくれんぼ。
 そして、今度はヤマガラが2羽、またしてもドングリをめぐっての大バトル。勝者は、しっかり貯食行動をして見せてくれました。でも、ほとんどどこに埋めたか忘れちゃうんですけどね。                  京都御苑親子探鳥会 2014年9月23日 A.T wrote

●見聞きした鳥 天候:晴
マガモ(交雑種)、キジバト、アオサギ、アマツバメ、ヒメアマツバメ、トビ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ショウドウツバメ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、コサメビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、イカル 25種

※文中には、「ヤマガラは貯食した木の実をほとんど忘れる」とありますが、それは間違いです。「東京大学の樋口広芳先生の研究では三宅島でヤマガラの貯食行動を観察した記録から98%覚えている」と解説されている本もあります。お詫びして訂正いたします。A.T

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