5月18日(日)、「役員・スタッフ交流バスツアー(有料)」が行われました。幹事や監査、スタッフが各部の垣根を越えて交流することを目的に、21名がマイクロバスに同乗して敦賀へ向いました。
午前中は、池河内(いけのこうち)湿原で探鳥。バスを降りてすぐにハチクマが出現し、幸先良いスタートとなりました。その後、当地で繁殖していると思われるサシバもじっくり観察できました。
湿原の木道ではクロツグミやツツドリの声を聴きながら、カキツバタ、サワオグルマなどの花、トンボなどの小動物を観察。湿地周辺の林道もタニウツギ、ヤブデマリなど樹木の花が多彩です。
池河内湿原の木道
サワオグルマ
敦賀市内の和食レストランで新鮮な魚料理をいただいた後、午後は中池見湿原へ。ラムサール条約登録湿地だけあって、野鳥はもちろん植物、昆虫、小動物など多様な生物が生息しています。
耳はキビタキやサンショウクイの声に、目はチョウやトンボ、多彩な花に釘づけになりながら、木道や散策路を歩きました。昆虫ファン、植物ファンなど自然にグループが分かれ、それぞれのポイントで時間をかけて観察しました。
快晴の天気の下、多様な自然観察を通じて参加者の交流を図ることができました。
中池見湿原
ノアザミで吸蜜するクロアゲハとアサギマダラ
さまざまな生物が観察できるこのコースは、会員参加のバスツアー候補にもなるのではないでしょうか。
観察した鳥や花、小動物を全部リストアップすると長くなるので、主なものだけ抜き書きします。
●池河内
野鳥…アオバト、ツミ、ホトトギス、サンショウクイなど30種
木本…ホオノキ、オニグルミ、ミヤマガマズミなど
草本…コナスビ、マムシグサ、ツボスミレ、ヒメオドリコソウなど
チョウ…コミスジ、ツマグロヒョウモン、ウスバシロチョウなど
トンボ…ニホンカワトンボ、シオヤトンボ、オオルリボシヤンマなど
●中池見
野鳥…ツツドリ、カイツブリ、イワツバメなど27種類
木本…ツクバネウツギ、ヤマツツジ、ヤブツバキなど
草本…ノアザミ、キンラン、ミズタビラコ、ニガナなど
チョウ…クロアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、アサギマダラなど
トンボ…シオヤトンボ、ニホンカワトンボなど
その他…シュレーゲルアオガエル、タイコウチ、メダカなど
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