阪神難波線「福」駅前は、晴天にも恵まれ、集合の午前10時には、20名を越えるシギチ好きが集まりました。大野歩道に移動して、朝のあいさつ、予想される出現鳥、コースの説明、そしてシギチ初心者にシギチ版「物差し鳥」について少し説明しました。
シギチ版「物差し鳥」とは湖沼、河口や干潟など湿地でよく見かけるトウネン、イソシギ、キアシシギ、アオアシシギを、大きさを代表する種として取り上げ、それと比較することで識別の判断材料とするものです。
淀川右岸堤防に出ると、コアジサシが飛び回り、ヒバリがさえずり飛翔をして私たちを迎えてくれました。河中に立つ鉄塔に、白い鳥が見え、いつものミサゴが休んでいると勘違いしてしまい、お騒がせしてしまいました。光線のぐあいでカワウが白く見えていたのです。
そんなご愛嬌もはさんで、矢倉緑地に着きました。緑地入り口では、オオヨシキリのにぎやかな声がお出迎え。釣られてメジロもさえずりだしました。
観察ポイントに入ると、かなり潮が引いて護岸が露出していました。下見であれほどいたオオソリハシシギ、チュウシャクシギが少なくなっていて、また種類も出なくて、担当としては残念でした。
昼食後、鳥合わせをしたところ、32種の出現鳥を記録し、解散しました。その後、希望者で海老江干潟に行き、文字通りシギチ三昧の一日を過ごしました。海老江干潟ではメダイチドリ、シロチドリ、トウネン、ハマシギが出ました。 矢倉海岸探鳥会 2014年5月4日(J)
●見聞きした鳥 天候: 晴れ
カルガモ、オナガガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ケリ、ダイゼン、コチドリ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、アオアシシギ、キアシシギ、イソシギ、コアジサシ、トビ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハキセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ 32種
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