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桂川自然観察会

  ナナホシテントウ (Sevenspotted lady beetle) Coccinella septempunctata テントウムシ科

 日差しは春、しかし少し肌寒い朝。阪急西京極駅前を出発し、西京極運動公園で朝のあいさつ、今日のコースの説明をしました。今日は主に桂川の野草を中心に観察することで、Tさん、Kさんに解説をお願いする初めての試みでした。また食草との関連で、蝶にも関心を持っていただけるよう、Gさんにも説明役をお願いしました。
 桂川左岸に出ると、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサが観察できました。カスマグサは同じマメ科の植物、カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間の大きさの花をつけることから、カとスの間=カスマグサと命名されたのです。

       ネコノメソウ Chrysosplenium grayanum ユキノシタ科

 タンポポの仲間ではセイヨウタンポポとカンサイタンポポの見分け方、シロバナタンポポは関東から西でしか見られないことなどを聞きました。普段、バードウォッチングで野外に出ても、足元に注意を払っていない悲しさ、こんなにも可憐な花が咲いているのに気づいていませんでした。野鳥では、カンムリカイツブリが夏羽(繁殖羽)になっていました。

 桂大橋のコンクリート歩道の隅に連綿とスミレが咲き、植物のたくましさに驚きました。
桂川右岸に渡り、小休止しました。右岸を下り、ウマノアシガタやオドリコソウ、シャクの群生を見ました。都市を貫流する桂川で、このような群生が見られるのは貴重というべきだそうです。ここで鳥合わせ、観察できた野草55種、出現した蝶8種を確認し解散しました。

       シャク Anthriscus sylvestris セリ科

 その後、昼食を食べながら、話し合いました。桂川に自然環境が残っていることの貴重さを認識し、守っていくことの大切さが分りました。

  

      キチョウ(キタキチョウ ?) Eurema hecabe シロチョウ科

 西京極駅に戻る途中、阪急鉄橋上流でキジ♂が出ました。すっかり安心してか、羽繕いをしたりリラックスしているのをゆっくり見られました。            桂川自然観察会 2014年4月12日(J)

●見聞きした鳥 天候:晴れ
キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ケリ、コチドリ、イソシギ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ 33種

                        アケビ

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