野鳥を動画で撮っていると、時々、静止画では表現不可能な面白いシーンが記録できます。例えば、下のコチドリ。足をブルブル震わせながら採餌しています。
この冬は、トラツグミが体を左右に振る、いわゆる「トラダンス」を撮影することができました。頭が全く動かないところも注目です。
コチドリやトラツグミの奇妙な動きは「地面に振動を与えて、土の中の虫を追い出すため」と説明されますが、本当にそうでしょうか? 私は以下のアオシギのダンスを見て、この説に疑問を持ちました。
このアオシギは体を上下に揺すりながら、地面ではなく横の石垣の餌を食べています。地面の虫を追い出すために踊っているわけではないようです。
私は、餌を採るためという無粋な理由ではなく、アオシギやトラツグミはただ楽しいから踊っているという仮説を立てました。それを裏付ける動画がYouTubeにアップされています。楽しそうで、見ている方も笑えます。
鳥は繁殖期に「求愛ダンス」と呼ばれる不思議な動きを見せますが、非繁殖期にも奇妙なダンスでバードウォッチャーを楽しませくれているのですね。
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