前夜には雨の音がしていたが、当日は朝から晴れ上がり絶好の行楽日和となった。8時30分、担当者 3名が舞鶴西運動公園に集まると、駐車場は約 100台の車でいっぱい、当日は勤労感謝の日でいろんな行事が集中したものと思われる。
9時には京都支部会員 10名、一般参加者 10名で合計 20名が集まる。最初に全員の集合写真を撮ってから、伊佐津川左岸を下流に向かって出発する。
上空をカラスやトビが飛び、中洲ではウミネコやセグロカモメの群れが羽を休め、ちょっと下流には 20羽ほどのカルガモ、上流にはヒドリガモの群れが「ピュー、ピュー」と囀り声を上げる。群れの間をイカルチドリやイソシギが飛び回る。その先で高砂橋のうえへと上がり、更にその下流を見ると、ホシハジロ 40羽にキンクロハジロが 2羽ほど休んでおり、その近くをカンムリカイツブリが川底へもぐって餌をとる。川の右岸にはカワセミが水面をうかがっている、それらを見ながら上流へ向かう。
上流にはコガモの群れにアオサギ、コサギが羽を休め、北国からきたオオダイサギが悠然と飛ぶ。JR鉄橋下をくぐると、モズが電線上に現れ、スズメの群れが飛び回る。更に上流の二つの橋上から下流を見ると、カルガモの他にマガモの群れを見る事ができた。
そこから引き返し近畿自然歩道を通り、田辺城址のある舞鶴公園へ向かう。公園では紅葉の盛りで美しい「心種園」の上をヒヨドリが鳴きながら追いかけあう。芝垣ではウグイスの笹鳴きが聞かれ、セグロセキレイが飛ぶ。
公園から元国鉄舞鶴港駅廃線跡の遊歩道を歩くとジョウビタキの雄がきれいな姿で迎えてくれる。集合場所の西運動公園へ戻ると 11時25分。
全員の無事を確認し、鳥合わせ、32種の出現鳥をカウントした。野鳥の会京都支部から依頼のあった「探鳥会アンケート」を書いてもらい、またの会う日を期待して 11時35分解散した。
伊佐津川・田辺城探鳥会 2013年11月23日 A.M wrote
●見聞きした鳥 天候: 晴
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、イカルチドリ、イソシギ、ウミネコ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アオジ 32種
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