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飛行機でバードウォッチング

空を飛ぶイメージを表現するためか、エアラインのシンボルマークには鳥のモチーフが多いです。早期に再建を果たした日本航空も、一時廃止していた「鶴丸」を復活させました。JALの機体に初めて「鶴丸」が登場するのは、ジェット機を採用した1959年。ツル採用の理由は不明ですが、半官半民の航空会社でしたから日の丸がモチーフになっているんでしょうね。

意外なことに、ドイツのルフトハンザ航空のマークもツル。同社は1919年に世界初の定期航空輸送を複葉双発機で始めたのですが、その機体にすでにツルのマークが描かれていたそうです。
鳥の中で最大級の大きさであること、童話で「天国の使い」とか「幸運を呼ぶ鳥」として扱われていることからツルを描いたとのこと。現在、野生のツルを保護する活動も行っているようです。

中国東方航空の尾翼に描かれているのはツバメ。速いイメージで採用したのでしょうか。

ついでに、中国国際航空は架空ながら不死鳥(鳳凰)です。架空の鳥と言えば、インドネシア航空の尾翼にはガルーダ(神の鳥)が描かれています。
同じ東南アジアのシンガポール航空も鳥のロゴマーク。Silver Krisと呼ぶようで、同社の機内誌のタイトルにもなっていますが、鳥の種名なのかマークの愛称なのかは不明。

このほか、アメリカン航空(ワシ・下)、キャセイパシフィック航空(翼・種類は不明)、トルコ航空、イラク航空、クウェート航空、ガボン航空、エアロメヒコ、ジャマイカ航空などが鳥や翼をロゴマークに使用しています。

なお、掲載した飛行機の写真はフリー画像です。

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