連休最後の6日、初夏の陽気に恵まれた「福」駅前には、シギチ好きが集まりました。濃い淡い緑が映える大野緑道を歩くと、頭上から「いっぱいグイー」の声。焼酎をはしょってはいたが、センダイムシクイの声。トイレ休憩を兼ねて、ここに止まって声の主を探しました。数羽が頭上を飛び回っています。その後、セオリー通りのさえずりを聞かせてくれました。
淀川右岸堤防に出ると、汗ばむ顔に風が心地よく感じます。河川敷はまだ人出は少なく、ヒバリのさえずり飛翔で私たちを歓迎してくれました。護岸堤防をあちこち飛び回るチュウシャクシギや、水面を伺いながら飛ぶコアジサシを見ながらゆっくりと歩きます。また高圧線鉄塔にミサゴが2羽止まっていました。ここでは見かけることの少ないトビも出ました。
廃棄土置き場となっていた空き地にコチドリのペアがいました。地面に腰を下ろしていたのを見た人もあり、繁殖かも。その時、すぐ近くでセッカのさえずりが聞こえました。
矢倉緑地の観察ポイントにつくと、干潟に下りて何か取っている人がいました。シギチは遥か遠くに見え隠れしています。キアシシギ、トウネン、ハマシギ、メダイチドリが新たに見られ、徐々に近づいて来てくれました。しかし、種類も数も少なく、不満の残る探鳥会となりました。12時半解散し、有志で海老江干潟に行くことにしました。
矢倉海岸探鳥会 2013年5月6日( J )
●見聞きした鳥
ヒドリガモ、カルガモ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コチドリ、メダイチドリ、チュウシャクシギ、キアシシギ、トウネン、ハマシギ、コアジサシ、ミサゴ、トビ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、メジロ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ 34種
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