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桂川生物多様性調査 (三川合流)

 「合流をたのむ」。亡くなって何年になるだろう、私がここの調査を未だに続けられているのは、当時の保護部部長の残されたこの「ことば」。託されたのである。そしてことあるごとに噛みしめている。この人に出逢わなければ、今も自然を見つめる日々を過ごしているとは思えない。
 「河川敷」なんとあやふやな場所なんだろう。誰のものでもない、自然のなすがままに翻弄され、行政が必要とすれば削りとられ、埋め立てられる。もちろんここに生息する無数の生物たちに生存権を主張する手だてはない。昨年はなぜか異様に野鳥が少なかった。そんな時もここだけは例年通りの個体数を数え、通過する群れの種類も豊富なままであった。少なくとも野鳥たちにとって必要不可欠な場所なんだろう。この生態系を維持するために、私たちに何ができるのであろう。

 誰かに「ここ、サンクチュアリにならんかな」と呟いて一笑にふされた事があった。ひょっとして今、声をあげなければ終わってしまうかも知れない気がしてきた。「身を挺して」とまで思わないが、無くなってしまってからでは元も子もない。はっきり言おう、自然は一度潰してしまえば再現なんてできない。「野鳥を愛するみなさんがた、どうだろう ? 」応援していただけるだろうか。
             桂川生物多様性調査 (三川合流) 2月9日

●記録した鳥
オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イソシギ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ 37種

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