この冬一番の寒気で、集合前に雪が舞うこともありましたが、探鳥会を開始する頃には、柔らかな日差しが出て探鳥会日和となりました。
9時ビジターセンター前を出発、永谷池畔から山棚田前に歩くと、ウソの♀がお出まし。私たちを歓迎してくれました。さえずりの小道を登り、小鳥の声を聞きながら歩きます。にぎやかなカラ類の混群やシロハラの声。芽ぶきの森では、ビンズイの小群も出てくれました。
この辺りは、里山の風情を残しながら整備されていて、コナラなど落葉広葉樹の林です。公園内の最高地点を過ぎ、坂を下ると永谷池畔に出ました。ここで、ルリビタキの若♂が出たようで、一部の参加者が見られたそうです。
以前、この辺りの池沿いの松の木に多くのカワウが営巣し、樹木を枯らす被害がありました。そこで対策として、人が歩ける道をつけたところ、昨年から営巣しなくなったそうです。
水辺の小道から永谷池を見ると、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリはいますが、オシドリが見つかりません。みんなで薄暗い向こう岸を探していましたが、担当のYさんがついに発見。雌雄がひっそりと休んでいました。
水景園の休憩室で鳥合わせをしたところ、今日は小鳥の種類が多く出て、27種となりました。
11時半探鳥会は終了し、残られた会員の皆さまと昼食をとりながら懇談しました。最近の支部の活動について紹介し、どんなところへ探鳥に行きたいかなど希望をお聞きしました。「探鳥会が同じ日に重ならないように計画して」や、「遠出のバスツアーをして」「海外での探鳥ツアーもいいですね」という声もありました。 けいはんな記念公園探鳥会 2月9日( J )
●見聞きした鳥
オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、ウソ、シメ、ホオジロ、アオジ 27種
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