雪がない。すごしやすいのはいいのだけど、この探鳥地の価値は積雪があり一部溶け出し、そこへ採餌のために集中する鳥たちを観察する、なのである。
大浦川も湖畔の木々にも、期待していた小鳥たち、水鳥も少ない。大浦湾のカモなどもずいぶん減ってきてる印象だ。
ところが近年、大砲が並ぶようになってきた。写真屋たちだ。京都、大阪をはじめ、名古屋ナンバーの車も見られる。猛禽狙いである。
私たちは、い並ぶカメラを横目に、エナガやシジュウカラを楽しみながら湖岸をすすむ、逆光気味だけど数羽の動きのない鳥たち、ウソであった。その時、山側にオオワシが現れた。近い。肉眼で十分な距離。暫し見とれる。止まった。あまり双眼鏡や望遠鏡の扱いに慣れてない方でも紛うことはない。素晴らしいひと時だ。
時計をみるともう昼食の時間ではないか、少しピッチをあげて公園の方へ向かった。
で論争は食後、菅浦よりへカモを見に行った時、勃発した。距離にして 600mはあっただろうか、どなたかが山の斜面にタカらしいのが止まってると声をあげられた。上の写真だ。最初、誰かがミサゴではないかと言ったのかな、私も望遠鏡を覗かせていただいた。ノスリに見えた。それから様々な意見がでた。それは望遠鏡の性能の違い、口径や色の収差が原因だと思う。
結局、近づいて確かめてくるという方々がおられ、結果。クマタカであることが確定した。ありがたいことであった。
列車が 1時間に一本となり、帰路は少々急ぎ気味であったが、鳥合わせのの時間もとれたし、乗り遅れるということもなかった。充実した鳥見の一日と感じたのは、私だけではないだろうと思う。
大浦湖岸探鳥会 2月3日
●見聞きした鳥
オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、マガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カワアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、ユリカモメ、カモメ、トビ、オオワシ、ノスリ、クマタカ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、ウソ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 51種
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今回、鳥の写真は会員の方が撮られたものを使わせていただいた。E. Kさん感謝します。