厳寒期を狙ってのこととはゆえ、やはり寒い。それでも定刻のバスにはお馴染みの顔が。考えてもいなかったが、ケーブルの団体割引が 8人から適用されるらしい、参加者の指摘で判明し、利用した。ところが割り算が大変で、1円とか2円の端数、算数のできない私は蚊帳の外だったが、なんとか解決したようだ。
私的に嬉しかったことがある。現今の会員の方々はすでにご存知ないかも知れない、昔、比叡山探鳥会の担当などされていたかたが見えた。といってみなさんが想像される姿ではない、現役で調査などには関わっておられる “ばりばり” だ。
それにしても、懐かしい「あの頃、あの鳥」が鮮烈に蘇る。この例会では中世仏教がらみの話しなどご披露いただいた。鳥のことはいうまでもないが “足跡” などについても造詣が深く、下の写真はテンではないだろうかということであった。
さて鳥事情はというと、まぁ例年通りのスタート。ケーブル延暦寺駅周辺ではヤマガラが飛び回っていて私たちを誘ってくれる。東塔への道では珍しくキクイタダキが 2羽。山王院を経て浄土院、またキクイタダキが数羽、ここではカラ類と行動していた。そしてキバシリ。じっくりと観察。
昨年あれだけいたウソ、マヒワ、アトリの群れも餌の豊富なところへ移動したのだろうか、声すらしない。
参加者の一人が、「こうして雪を踏むだけでも楽しい」と。鳥を出したい担当者としては嬉しい “ひとこと” である。
今回もちょっとしたミスを犯してしまった。配布したパンフレットの日付が昨年のままであった。すみません、でも決して使い回しではない、昨年の出現種と比較していただけるよう前回観察した種類をリストにしているのです。と言い訳。
上の写真は坂本の町でみつけた “最中” 。やはり生物を模したものを口にするのはちょっと抵抗があります。食べ尽くしましたけど。 比叡山探鳥会 2013年1月6日
●見聞きした鳥
キジバト、トビ、コゲラ、アカゲラ、カケス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、キバシリ、ムクドリ、ツグミ、ルリビタキ、スズメ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ 20種
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解散後、大部分の方々は例の坂本名物(蕎麦)を食べに行かれた、私たちも JRまで歩いたが、慈眼堂近くでヒメクラマゴケとウチワゴケを見つけた、ちょっとだけ珍しい羊歯らしい。
もう一枚つけておこう。