「明日は冷えるらしい」、にもめげず大勢の方がみえた。思いのほか、日差しもあって、温かいとはいえないだろうけど冷えびえした一日ではなかった。
木津川、宇治川、水鳥はほとんどいなかったけど、目が多いだけあっていろいろみつかった。例えば、たった一羽のキレンジャク。
さて桂川である。いつもカシラダカや、ベニマシコなどで楽しむ草原が、すっかり無くなっているのを目の当たりにして、みなさん随分落胆されたことだろう、しばし佇むことになった。そんなことで上流のバイパスあたりへは行かず、森の方を探鳥する事にした。
時々、猛禽類が飛んだりするもののカラ類もあまりいない、いるのはヒヨドリとシメ。話し声も途絶えがちになったその時、キクイタダキが姿を現した。もうどなたも動かない。手がとどきそうな枝に止まる、その後ろにも上にも、彼らの動きに目が慣れるとどんどん発見できるのである。ベニマシコもやってきてさらに盛り上がった。
先頭集団の方々だけだったかもしれないがマミチャジナイ、美しいトラツグミもでてきたり、今回ちょっと距離が長くなってしまったが、解散後の帰路でもキクイタダキを楽しめたことだろう。とりあえず満足できる探鳥会になったのではないかと思っている。 新春三川合流探鳥会 2013年1月3日
●見聞きした鳥
オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワアイサ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、キレンジャク、ムクドリ、トラツグミ、マミチャジナイ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、コジュケイ 51種
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