この探鳥会は偶然だが、支部にとっても自分自身でも1年の締めくくりになる。そして、いつもなぜか楽しい、原因を分析してみよう。個人的には鳥が多くてみんなで見られること。担当者的には交通の便が良い、道が平坦で楽なのに環境は野山の様相、手洗いがあちこちにある。お店も多いけど騒々しくない。ちょっと問題(鹿はかわいいけど遠慮を知らない)があるけど昼食地に困らない。みたいな事だ。みなさんの印象はいかがなものだろう。
コースの選定は、この “柿喰うメジロ” から始った。まずここは楽しいなと思った。それから「奈良公園探鳥会」が始った。戒壇院への道すがら、ツグミやイカル、シロハラが必ず見られる。で大仏殿を横目に大仏池、昨年はタシギ(まそんなことは滅多にないけど)、カモが少数、カワラヒワの小群が待っててくれる。正倉院ちかくの木々、ニュウナイスズメ、またアトリやマヒワに会えるのもこの辺りだ。二月堂の喧噪をさけて鐘楼、若草山山麓で昼食。道路わきの渓流を見ながら春日大社参道へ、ルリビタキ。今回はクロジがいた。鹿苑横から飛火野、鷹が飛んでたり、鷺池を経て興福寺で解散。
2012年最終の探鳥会で “良かったこと”は、ここで見られるはずの鳥がほとんど総て、みんなで見られたことだろう(「私みれてない」って人がおられたら「ごめんなさい」)。プラスアルファとしてキクイタダキ、クロジの出現。
良くなかったのはアオバト、どなたかが期待されてたトラツグミがいなかったこと、そして「寒かった」の “おまけ” がついてきたこと。 奈良公園探鳥会 12月24日
●見聞きした鳥
マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、ドバト、キジバト、コサギ、トビ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ニュウナイスズメ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、イカル、アオジ、クロジ 42種
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